創作世界について。
創作世界の舞台は地球。2030年くらい。
2016年に日本を巻き込んだ戦争があり、多くの人々は戦争を体験し、大切なものをなくしたり、自分の居場所を失ったりしていた。
そこから14~16年。
東京は戦争の影響を受けてそこ一つだけでは経済を成り立たせることが出来なくなり、周辺の県を吸収し、「新江戸(しんえど、にいえど)」となってそれを乗り越えた。
人々は、元の平和な生活を徐々に取り戻し、差別があった戦争に参加した人々に対する理解も深まっていっていた。
崩れた秩序は元に戻りつつあった。
表面上は。
世の中には、世界のあり方に疑問を抱き、世論に刃を向ける人々の存在はまだまだ当然存在していた。
本当に我々は幸せか?騙され、流されているだけではないのか?
幸せってなんだ?
そう考えているうちに、考えを極端にして破壊・自滅に走る人も居た。
幸せについて考える人々はたくさんいた。
軍部の警察軍、対能力者戦闘隊に所属する吉自兵衛(きち じへえ)もその一人。
一人ひとり、
色んな立場の人が、
混ざり混ざって、
幸せの在り方について考える。
もう少し幸せについて考える。そんなお話。